レンズについてシリーズ
ミノルタ時代、αマウントの純正最広角レンズは単焦点であれば20mm(魚眼を入れれば16mmフィッシュアイ)であり、ズームであれば前回紹介した17-35mmのワイド端の17mmであった。この状況はソニーになってもあまり変わらず、相変わらず16-35ZAの16mmが純正最広角…
前回が標準ズームの話だったから……というわけでもないが、今回取り上げるのは、前回同様ミノルタ時代の高級レンズシリーズであったGレンズの広角側を担うレンズ、AF ZOOM 17-35mm F3.5 Gである。 このレンズ、ポジション的にはいわゆる大三元レンズの一角を…
第9回目となるこのシリーズ。今回は、9回目にして初めてのズームレンズを取り上げてみたい。というかこれまで全部単焦点だったのか……。 さて、現代において、ほとんどの人は標準ズーム(50mmを挟んで広角から中望遠までをカバーするズーム)レンズを撮影の主力…
前回に引き続いて、滅びてしまったレンズのお話。 カメラのレンズは、基本的には「もっとシャープに見える写真を」という方向で発展してきた。その尺度や程度は時代によって様々だが、現在においても「シャープなレンズ」というのは大多数に好まれるところな…
現在では忘れられてしまったレンズ構成の一つに、反射望遠レンズ(レフレックスレンズ・ミラーレンズとも)というものがある。詳しい構成や特徴はググれば他のサイトに説明があるので省くが、望遠鏡のようにミラーを使い光路を折り返すことで、焦点距離の割に…
どのようなコレクターの世界でも、プレミア品というものがある。 コレクターというのは、他人が持っていないものを欲しがるものなので、こと限定品や色違い、試作品などの特に数の少ないモノに関しては、時々正気を疑うような大枚を叩いたりする。カメラの世…
この「レンズについて」シリーズにも一応目標のようなものがあり、これからそのレンズを買おうと思っている人に対して有用な情報を提供したいと思って書いている。 自分が中古レンズを集めていく上で、先人達が残した情報が大変役に立ったため、恩返しの気持…
前回からはだいぶ期間が空いてしまったが、レンズについてシリーズも第4回を迎えて今回は定番の50mmマクロを取り上げることとした。αレンズといえばマクロにハズレがないことで有名であるが、この50mmも完成度が高いためか外形を変えつつ、現在もソニーのレ…
前回は「標準レンズ」についてのお話だったが、今回はまた違った観点からの「標準となるレンズ」のお話。 そもそも50mmが標準レンズと呼ばれていた理由の一つに「昔の一眼レフには50mmレンズが標準的に添付されて売られていたから」というものがある。つまり…
「写真は標準レンズに始まり、標準レンズに終わる」 こんなことを言い出したのが誰だったのか、今となっては知る由もないが、とかく現代まで語り継がれている写真における格言(?)のひとつである。そんなわけで、レンズについて第2回は標準レンズ、MINOLTA AF…
せっかく色々レンズを持っているのだから、思うところを色々と書いてみる事にした。 第一回目に何を書くか色々と迷ったのだが、自分の中で初めて「よいレンズ」というものを意識した記念すべきレンズということで、MINOLTA AF APO TELE 200mm F2.8で始めよう…