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インターネット

無名サイトのつづき

雪を見に行く[前編]

自動車旅行を趣味とする者にとって避けて通る事の出来ない問題が、冬期の長距離移動を阻む凍結と積雪である。

もちろん、日本全国何処でも雪が降るというわけではないので、雪の降らない道路だけを使って移動することも出来る。幸いにして、太平洋側の主要な都市とそれを結ぶ高速道路においてはよほどの悪天候でない限りは積雪や凍結を気にせずに走行可能だ。しかし、それは同時に行動範囲が大きく制限される事をも意味する。

実家に居た頃は、特にスキーなどのウィンタースポーツをするわけでもないのにインプレッサにスタッドレスを付けて雪国の温泉などに行っていたし、その前にプレオに乗っていた頃もオマケのスタッドレスで東北を一周したりしていた。なので、冬場だからといって走れないのは非常にストレスが溜まる。 というわけで、行動範囲を広げるべく現在の愛車であるコルトにもスタッドレスを購入する事にした。 

ちなみに、GR系インプレッサはPCDが114.3なのでランエボ用の17インチホイールが上手く嵌まる。自分が付けていたのはエボ6辺りの純正OZだが、オフセット+38でほぼツライチになる。たまたま235/45R17のスタッドレス付きで売りに出ていたものを中古で購入して使っていた。センターキャップに三菱マークがない(裏側には刻印がある)し、元々ラリーイメージのホイールなので当然インプレッサにも似合う。デザインとしてはスーパーツーリズモというモデルに近い。割と安価に手に入るのでオススメの流用。まぁスバル車に三菱車のホイール付けるのどうよというのはあるが。あと自分のGRFは標準キャリパー車なのでブレンボキャリパーの車は当たるかもしれない。

閑話休題。 

自分が乗っているのはコルトのラリーアート(非VersionR・初期型)という比較的レアなグレードで、この後に出てくるVersionRとはホイールのPCDが異なる。とはいえ、要は普通のコルトとホイールのスペックが同じなので比較的タイヤ&ホイールの選択肢は広い……はずだった。ちなみにノーマルのスペックは185/55R15でホイールは100の4H。標準グレードは14インチだがスポーツグレードなのでちょっとだけ太くて扁平なタイヤを履いているということになる。

かつてインプレッサでもそうしていたように、スタッドレスタイヤでは購入費用を抑える為のインチダウンは定石なのでコルトでも1サイズ落として14インチのスタッドレスを物色。幸い兵庫県のとある店舗で未使用品を見つけたので即購入して、適当な中古ホイールと共にいざ取り付けと相成った。

つかない。

なんと、無駄に大きいブレーキキャリパーのせいで、14インチのホイールが物理的に取り付かないのであった。ちなみに、普通のグレードのコルトでは取り付くサイズなのでラリーアートというグレードのみの問題と思われる。諦めきれず他の14インチホイールもいくつか当たってもらったが、すべて干渉した。かくして、インチダウンで格安スタッドレス作戦は脆くも崩壊したのだった。

そして、仕方なく純正サイズのスタッドレスを探してみると同じサイズの車が少ないせいか、なかなかない。この時点で予算の関係から中古ないしアウトレット品に絞って探していたのだが、サマータイヤはまだ8部山なのでこれを組み替えたくはない。そうするとホイールもセットで購入しなければならないのでますます予算は厳しくなる。ちなみに予算としては総額で5万円くらいを想定していた。14インチが付けられるならよりどりみどりなのだが……。

結局、当初買う予定だった店の駐車場で調べまくったあげくに、全国で唯一、奈良の店によさげな在庫があるとわかったので、その場で電話を入れて取り置きをお願いして、兵庫から奈良に直行した。相変わらず仕事以外で見せる自分の行動力には目を見張る物がある。

見に行った店に置いてあったのは、ピレリのウインタースノーコントロール・セリエデュエというスタッドレスであった。詳しく聞けばこの店で前オーナーに販売したが、乗り換えのため去年1シーズンしか使っていないとのことで、山も十分・ホイールもとても綺麗な状態だった。結局、この場で購入して取り付けてもらった。取り付け含めて42,000円だったので、価格面でも満足。

さて、購入したはいいがこのタイヤまったく前評判が分からない。web上を検索してみても、実際のレビューは皆無という有様である。ピレリだから聞いた事のないようなメーカーのアジアンタイヤよりはいくらかマシだろうとは思っているが、銘柄を選べるような状況や資金ではなかったのもまた事実である。

かくなる上は、実走しかない。

……という辺りで次回後編「聞いた事ないタイヤで雪道に挑む」に続く。最近続き物ばかりだな。