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無名サイトのつづき

新コミケ撮影覚え書き:内容はあとで考える

前回の記事から放置すること数ヶ月、結局冬コミ開催日を迎え、なおかつ体調不良の為初日は見送りしておりますが皆様如何お過ごしでしょうか。

前回書こうと思ってたことはすっかり忘れてしまったので、明日以降再度思い出しに行こうと思います。確か囲みと並びについて書くつもりだった気がするんだけど、どういうつもりだったのかはちっとも思い出せません。

ところで三週間ほど風邪が治らないし病院行って薬もらってもダメなんですが一体どうしてしまったのでしょうか。こんなことしてる場合かどうかも含めて。

[追記]
というわけで今年も行ってきたのだけど、半年に一度しかこういうことをやらないと積み重ねが適当なところでリセットされるので、三歩進んで二歩下がってる感じが半端ないし、朝イチいきなり測光設定を間違えたところから始まり、午後にはなんとか前回のレベルまで急速にステップアップする様はまるでアルジャーノンに花束をの世界である。

というか、前回もこういうことがよくあるから忘れない為にメモするって書いていたのだった。気が付けばこの体たらくなので言い訳も出来ない。

で、今年は前回までとは若干装備の構成を変えてみた。

以前(ここ2年4回分)は
・ボディ → α900+縦位置グリップ
・レンズ → MINOLTA AF 85mm F1.4G
・ストロボ → SONY HVL-F43AM
・ストラップ → ミノルタ αセレクションストラップ

だったのが、今年は実験的に下記のように変更してみた。
・ボディ → α900+縦位置グリップ
・レンズ → MINOLTA AF 28-70mm F2.8G
・ストロボ → SONY HVL-F60M
・ストラップ → OP/TECH  ユーティリティストラップスリング

それぞれの変更の意義と目的としては
・レンズ → ズームの方が便利そうだから
・ストロボ → より大GNのタイプへ買換。43AMは友人に譲渡
・ストラップ → 速写ストラップの方が便利そうだから

だが、結果から言うと必ずしも必要な変更ではなかったかもと思いつつある。

まず、レンズだが28-70Gの欠点のうち大きさと重さは85Gとたいして変わらないし、寄れないというのもポートレートの距離では問題にはならない。しかし、残る欠点の「AF遅い」がかなり深刻であった。

まず、端のAFポイントは条件がよくないと使えない。晴天下順光であればそこそこ使い物になるのだが、立ち位置を選べない撮影なので日陰や逆光の状態もある。そうした状況下ではちっとも合ってくれずイライラする。目線がこっちに来ている時にアウトフォーカスになった時には殺意が沸いた。そういえばこういう時の為にフォーカスホールドボタンがあるのかもしれないが、撮影中はすっかり存在を忘れていた。

ド逆光だと見て分かる程度にフレアが出てそもそもMFも難しくなるし、正直大口径でAFがさほど早いわけではない85Gよりもストレスが溜まるということで、もし明日行くのであればやっぱり85Gで行こうと堅く心に誓ったのであった。ちなみにほとんどテレ端で使ってたという……。だったら最初から85mmでいいじゃんと自分でも思う。

唯一広角側を活かすチャンスがあるとすれば複数名での合わせの時くらいだと思うのだけど、全員の目線が揃う事は非常に難しいので、基本的には合わせの撮影はパスしてしまった。結局のところ、画角調整の自由度があるのはいいんだけど、もう少しテレ側が欲しかったかも。これも以前書いた通りだけど50-150くらいでF2のズームとかあるとすごくありがたいだろうなぁ。特殊用途過ぎるけどさ。

次にストロボだが、これは買換に伴って最新モデルになった。しかし、実際TTLでHSSポン焚きしかしないので、正直ここまでする必要というのもない。ちなみにブツ撮り等ではLEDライトが付いたこともあって非常に便利に使っている。

で、GNが大きくなったせいか以前のストロボよりも電池の消耗が早い気がするし、やっぱり連続して焚いていると温度警告も出る。ただ、この温度警告どうやらストロボヘッドそのものはもちろんのこと、電池室の温度にも左右されるようで、電池を一時的に抜いて冷やしてやると心持ち復帰が早かった。というか、どう考えてもヘッドは冷えてきてるのに温度警告が消えない事があったのだ。

最後にストラップだが、機材がやたら重いこともあって、速写ストラップを物色していたのだがほとんどのタイプが三脚穴にねじ込みで吊り金具を付けるという構造上、縦グリップを併用するのに向かない製品だった。このOP/TECHのストラップが唯一通常の吊り金具に付くタイプということで、今回はこれをメインに使ってみた。

ただ、このストラップ、まずカメラ側の吊り金具に通すヒモ部分がワイヤ入り(?)の太めで堅いヒモになっており、三角環タイプの吊り金具のカメラにしか付かない。中級機以下によくある長細い穴には上手く通らない(K-01及び、α900の縦グリップで穴にヒモが通らない事を確認)のだ。一点吊りになるので強度を増す意図はわかるが、いきなりこれで自由度がだいぶ下がる。

さて実戦投入の結果だが、いろんなところにバックルが付いていて外せるのはありがたいし、幅広のネオプレンの肩当ては確かに重量を軽減してくれる気がする。が、その効果を発揮している時間は非常に短かった。

どういうことかというと、人が押し寄せるコミケでは自分の機材を守る為に、たいてい移動中はカメラを胸元や顔の高さに掲げていることが多い。つまり、腰の位置に吊して移動し続けることはほとんどないのだ。やってもいいけど機材の破損が怖くて出来なかった。

というわけで、このストラップは旅行時とかに使えば良いのではないかという結論に至ったし、少なくともこのストラップの特徴が活かせるシーンはあまり多くはなかった。であれば、コミケに関しては別に今までのストラップを手に巻き付けて使っておけばそう変わらないのではないかという話でもある。事実以前はそうしていたのだから。まぁブラックラピッド等のごついストラップの1/4程度の価格なのでそういう意味では損害は少ないが。

……結局、明日はもし行くとすれば過去に実績のあるオーソドックスな構成に戻していく所存。あれ、機材についても三歩進んで二歩下がってる感じがするな……。