インターネット

無名サイトのつづき

それでは、また明日

毎年恒例になりつつあるコミケ撮影、今年は2-3日目の出撃であった。

気が付いた事は色々あるけどそのうち書く時間があったらそのうち書くしおそらくこれまでの流れを考えると書かないで来年夏くらいになって色々慌てるのだろう。もう分かってるんだ。

それはそうと、今日の撮影では前日の反省を活かして85mmに戻して、撮影の主体も囲みから並びに変更した。そしたらだいぶ歩留まりが上がった。

たぶんカメコなら通じると思うが、公式なモノではなく勝手に呼んでるだけなので簡単に解説すると、囲みというのはモデルさん(コミケの場合レイヤーさん)を囲むようにカメコが配置されるスタイルで、基本的には(作品別の集合とかでない限り)1対多の構図になる。一方並びというのは、モデルさんに対してカメコが一人ずつ並び、一定時間占有(?)して撮影していくスタイルである。

よくある「コミケのカメコ恐ろしい」みたいな話の状況説明に使われるのはたいてい前者であり、実際人気のあるレイヤーさんの周りには数十人レベルでカメコが囲むので中が全く見えないこともそう珍しくはない。こういう人達は一人ウン十万の機材を持ってるので、人数分を金額に換算するととんでもなく壮観である。たまに冷静になると、この場所が日本の光学産業の礎になっていると痛感する。(おそらく他の礎があるとすればあとは航空祭とかだろう)

冗談はさておき、個人的にはコミケ撮影の華は一般的なイメージの通り、囲みにあると思っている。なんだかんだ言ってコス撮影と言えばあんな感じなのだ。実際、ある意味戦場そのものなのであの場所でいいカットが出来るとそれなりに満足感がある。

とはいえ、歩留まりがいいのは圧倒的に並びである。なんせ目線がある程度確約されるというメリットがある。三年間毎回参加してきてわかったことは、技術的な事はもちろんそうなのだが、やはり人物写真を撮る以上、目線なしで成立させるにはそれなりにテクニックがいる。意図を持って目線を外したならともかく、囲みでただ明確な意図もなく目線が外れてるだけの写真を何枚切っても上達しそうにないと思い至ったのであった。遅いよって? そう思う。

というわけで、今年の撮影納めは例年通りにコミケだった。

来年の撮影始めは以前だったら初日の出だったのだが、最近はそんな気力がないので一日分は寝ることにして、2日からの旅行に全力を注ぎたい。結局年が変わったってやることは一緒なのだ。そう言い切れるほどに、今は写真が第一の趣味になっている。

だから日付が変わって年が変わっても、たぶん自分自身は何も変わらないと思いますので、来年もどうか当サイトをご笑覧頂ければ幸いです。

それでは、また明日。