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無名サイトのつづき

コミケ撮影覚え書き1:序論というかきっかけ

今年もコミケにコス撮影に行ってきた。本格的に一眼レフを持ち込み始めてからは三回目となるので、そろそろ慣れてきたのか自分なりのコツみたいなものが判明したので、ここに書き残していこうかと思う。きっとすべて忘れているであろう半年後の自分のために。 

その前に、コス撮影に至るまでの経緯について簡単に。 

自分の趣味は対外的には「写真を撮ること」になっているんだけど、当然写真の中でも得意なジャンルというか、よく撮る対象とそうでないものがある。自分はどちらかというと、当初は風景寄りの旅写真、最近ではそれに加えてスナップといったところが守備範囲だと思っている。

つまり、あんまり人の写り込まない写真ばかり撮っているので人の写真というのはどうにも苦手だったりする。スナップですら色々と面倒ごとを避けるためになるべく人の入らない構図にするとか、どうしても仕方ない時は必ず頭をフレーミングから外すかスローシャッターでブラすようにしているくらいだ。なので、人物写真とかポートレートなんていうのは一番の苦手だった。

ある日突然思い立って「人物撮れないようではいけない!」と心新たにしてみたものの、そもそも人物写真を撮ろうにも撮らせてくれる人物 がいない。普通であればここで彼女とか出てくるんでしょうがそんなもんいたらここで管巻いてることもないのでほかの方法を探すことになる。

こういう時の選択肢としてはいわゆる撮影会というのがメインになると思うのだけど、ほとんどの場合でお金がかかるということと、これまで特にどこにも所属せずに撮り続けてきたのでそういうツテがないのでこれは見送った。写真クラブとかメーカー主催のとかアテがある人はそっちに行った方がいいと思う。

そこで思い当たったのがコミケに行くことだった。過去何度か友人に付き添ってコミケには行ったことがあったので、そこに行けば人を撮れるということは知っていた。幸いにして機材はある(この後、足りない物がたくさん判明して散財地獄になるのはまた後ほど……) あとは行って撮るだけだ……というのが二年前の冬コミの話。

何も知らずに行って、圧倒されて、たいした写真も撮れずに惨敗して帰ってきてこれは生半可な覚悟では良い物が撮れないなと覚悟して、以降はなるべく真摯に撮影するように心がけている。

そんなわけで、ある意味不純なところから始まっているのだけど、ともかく似たような境遇で一度撮ってみるかと思っている人や、上手く撮ってみたいという人に届けばいいなと思っている。

※注意1:きちんと現地で許可取ってないので以降この記事に実際撮影した画像は掲載しません。作例一切ないとかhow to記事としてどうかと思うけどその辺りは無許可で勝手にやるのも……という葛藤があるのです。

※注意2:普通にある程度カメラを知ってるけどポートレートは全然、という人向けの話なので、いきなり必要機材に高価なものとかも出てきます。正直こんなの真に受けてたらお金がいくらあっても足りませんので話半分で読んでいただければと。

※注意3:人撮りに関しては割と素人なので、以降の記事で書いてる事には不正確な記述が含まれる場合があります。あくまでも自分がこうしたらそれなりに上手く行った、くらいの感じの記事ですのであしからず。