冬コミでも本を出すことにしたので、どういう感じで作業していたかの作業メモを書いてみる。ほぼ週末にしか作業していないので日付は飛び飛び。
11月以前
だいたいテーマは決まって必要な資料を集め出す。
少しずつ書いてみるが、この時期は連続しての執筆はせず適当に書き散らかして後から繋げるブロック工法で少しでも興味の沸いたところから進める方法を採る。もっとも、この方法で作った部分はだいたい捨て石になるのが経験則。
11/23
流石に完成を優先しなければならない時期に来たため内容を絞り直す。
案の定これまで書いてきた部分をだいぶ整理し、一から書き直す。
内容をミノルタαシステムの7の付く機種という骨子がここで完成。
ベタ書きで約13,000文字。α-7000初期仕様の項目まで到達。
11/27
外出の為執筆せず。進捗なし。
11/28
α第一世代の完成(第一章相当)まで到達。
切った貼ったの編集の為文字数14,628。
12/03
α-7000の項がだいたい書き上がる。
続くα-7700iの章を書こうとしたら
祖父の遺品であるα-7700iがよりによってこのタイミングで壊れる。
文字数23,929。
12/04
α-7700iの項に入る。
文字数26,456。
12/05
早くもα-7700iの代わりが見つかり執筆は続く。
そろそろ締め切りがやばくなってくる。
文字数28,506。
12/11
そろそろ本格的に締め切りのことを考え始める。印刷所も決めていない。
前回のオンデマンド印刷はどうも相場より高いような気がする。
文字数34,089。
12/12
多少ゴールが見えないでもないかという気分になってきた。
α-707siの項目終わり。残るはα-7とまとめのページ。
文字数47,794。
12/17
だいたいα-7の章を書き終わる。あとは各部の構成を整えることとする。
文字数57,836。
12/18
本文あとがきまで含めて完成。撮影とレイアウトの作成に移る。
文字数69,227。
これに参考文献が加わるので、トータル文字数としてはたぶん7万字くらい。
12/19
前日から引き続いて作業。
写真撮影、DTPソフトのインストール(このタイミングでかよ)、校正レイアウトを一気に進める。表紙が出来てちょっとテンションが上がる。表紙裏表紙と文章の流し込みまで完了、締切日は近い
12/21
詰めの作業として全体のレイアウトを見ながら文章と写真の配置を仕上げていく。写真はリアルタイムに撮影したり資料からスキャンしたりして貼っていく。このため、写真とレイアウトは交互に行うことになる。正直効率は良くないが、配置によってどのような写真にするか考えられるのでこの方式を採らざるを得ない。隙間が空いた部分には適宜文章を削ったり足したりして調整していくため、やはり作業は続く。
全て終わったところでpdfを出力して入稿、Twitterに告知を行う。とりあえずなんとか締め切りには間に合ったので、あとは印刷がつつがなく終わることを祈るばかりである。
12/22
と思ったら印刷所からデータ不備の連絡が来てあちこち書き直したり設定し直したりレイアウト組み直したりでなんとか間に合わせる。ちなみに使用する印刷所の締切限界の日であった。一日余裕見といて良かった……。
最終的な文字数74,700文字。
前回の同人誌作成記事でも作業日程載せたけど、今回はほぼ執筆に丸一ヶ月でほぼ毎週末の少なくともどちらかを潰し、DTPと写真撮影は2日で終わらせたことになる。次回はもう少し余裕のあるスケジュールを組みたいところ。あとは印刷がどうなるか……。
12/23
入稿完了の連絡が来る。27日発送なので28・29日に引取れないと死ぬ。
その頃には休みなので最悪営業所に引き取りに行くのも考えなくてはいけない。
とはいえ、こんなギリギリの真似が出来るのもオンデマンド印刷様々である。
オフセットで少部数はキツいので小ロットしか見込めないような本はコピー本から始めるのがこれまでのセオリーだったと思うが、それもページがかさむとけっこうつらい。そういうわけでオンデマンドの小ロット印刷はとてもありがたい。
三桁刷ればオフセットなのだろうけど、残念ながらそこまで売れるようなもんでもない。また、同人誌印刷でオフセットかオンデマンドかの論点は納期と値段以外だとトーンが綺麗に出るかどうかだったりするが、これも漫画の人ではないのであまり関係がない。
12/28
本が無事届く。佐川で出荷と聞いた時は(この時期一部の佐川の支店では遅れると聞いたので)どうしようかと思ったが、案外平気だった。日本の物流すごい。
そんなわけで、12/30には現地で本を配っていると思う。