インターネット

無名サイトのつづき

マヤノススメ

f:id:seek_3511:20140629110419j:plain

……という表題の一発ネタが言いたいが為に兵庫県某所まで行ってきた。行ったの自体はだいぶ前。以前大阪に住んでいた頃にルート入り口の特定までは出来ていたのだが、準備不足で断念したらあれよあれよという間に辞令が下って関東に戻されてしまい、以降ずっと心残りであった。今回は関西在住時代の知人の協力もあり、一年越しの念願叶って、といったところだ。

訪問は、実際のところ軽登山である。元々登山道だったのだから当たり前だが、前日無駄に歩き回っていたこともあって信じられないくらい足が上がらず、ずいぶんと時間がかかってしまった。それでも30分くらいであろうか。訪問したのは暑い時期であったが水分補給にさえ気をつけていれば問題ないと思う。

色々グレーゾーンなこともあって当初は警戒してたのだが、訪問当日は休日ということもあってか、30分に一組くらいは新規の人がやってきたり、屋上で何をするでもなくマンガ読んだりする人がいて、一種のフリーダムなコミュニティの様相であった。聖地と持て囃されているからというわけでもないだろうが、落書きや破壊の類いが少ない(なくはない)のが印象的であった。

他の来訪者達とは、二言三言の挨拶以外は特に声を交わすわけでもないのだが、そういうところに来ているという微妙な連帯感というか、暗黙の了解みたいなものがお互いにあるのではないかなと、ケーブルカーの発着アナウンスを遠くに聞きながらぼんやり思っていた。

肝心の写真の方は体力と同じく息切れ気味というか、やはり先人達は凄かったという結論に行き着いたのだが、来ること自体が目標にあったのであまり落胆はしていない。現状はわりと絶妙なバランスによって生まれた都会の空白地帯になっているので、こうした場所がいつまで残るのかは分からないが、ともかくこの現地の空気はとても良いなあと思った次第である。

f:id:seek_3511:20140629103946j:plain