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無名サイトのつづき

続・続HOW TO GO

また富岡駅に行ってきた。

震災から4年後となる2015年3月に震災後初めて訪れて衝撃を受け、そこから4年後となる2019年3月にも再度訪れているのでこれで三度目となる。19年の訪問時には(これまで4年ごとに訪れているので)次は2023年だろうかなんて書いていたが、今回はたまたまちょっと早めの訪問となった。

seek.hatenadiary.jp

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訪問の理由はというと、夜ノ森駅の桜並木の見物に来たついでである。

夜ノ森駅周辺は昔から桜の名所として名高かったらしく、福島出身の知人にもお勧めされていたのだが、その夜ノ森駅というのはこの富岡駅の一つ先(北側)──つまり、長らく一般人が立ち入ることが出来なくなっていたエリア──のため、これまで見に行くことはなかなか叶わなかった。

今回はたまたま開花時期、天気、そしてヒマの三つが揃ったので、一念発起して念願のお花見のための訪問と相成ったわけである。そしてその手前に立ち寄ることで、三年ぶり三度目の富岡駅訪問にもなったのだ。

……三年ぶりの富岡駅は、前回予測したように何もかもが変わっているというほどでもなく、パッと見は前回とあまり変わっていないような印象を受けた(当時も既に駅舎は新しいものへと建て替えられていた)。

しかし、前回記事の時点ではここから北側へは繋がっていなかった鉄路が現在は全線通じており、訪問時も電車が行き来していた。また前回はなかった海側へ通じる跨線橋が完成しており、その先には未だに新たな堤防が作られていた。f:id:seek_3511:20220410131440j:plain

こうしてみると、もはやここへは何か理由を付けて来る必要なんてもうないのかもしれないと感じた。かつては色々な意味で行きにくい場所だったのだが、もはやそのような場所ではない。普通に来て、普通に見て、普通に通過していけば良いのである。既にそういう状況であり、かつての「特別さ」みたいなものは既にここにはないと言える。

……で、この直後に訪問した夜ノ森駅周辺では「普通に建物はそこらにあるのに生活感がない街」「そこにあるのに開いていない店」「2011年当時のままの自販機」「六号線の徒歩等通行制限」といったものに触れることになり、未だに「特別さ」が存在してることを痛感することになった。とはいえ、今回普通に駅周辺に立ち入ることが出来て花見が出来た以上はいずれそれもなくなるだろう。

そうでなければならないのだ。